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賛助会員企業リポート 第12回 千代むすび酒造株式会社

会社概要

企業名:千代むすび酒造株式会社
所在地:鳥取県境港市大正町131
代表者:岡空 晴夫
資本金:3,000万円
従業員:29名
業 種:酒類製造業
電 話:0859-42-3191
FAX:0859-42-3515
URL:http://www.chiyomusubi.co.jp


沿  革


慶応元年 境港市上道町で日本酒の製造開始
昭和初期 境港市大正町に製造場を移転
昭和20年 船舶の爆発事故で自社社屋全倒壊
全倒壊から復活に着手
昭和28年 第一回鳥取県新酒鑑評会で首席を獲得
昭和55年 麹室を改装
昭和59年 米焼酎用に真空減圧蒸留装置を導入
平成 6年 岡空 晴夫 代表取締役社長に就任
全自動精米機導入 吟醸蔵建設
瓶燗(びんかん)装置を導入して、純米酒全て瓶燗に
平成 7年 海外に日本酒の輸出開始
平成12年 いも焼酎製造開始
平成21年 韓国ソウルに100%子会社 JIZAKE CY KOREA設立








企業リポート

 賛助会員企業リポート第12回目は、境港市で慶応元年から日本酒の製造をされている千代むすび酒造株式会社を訪問しました。
 社名の「千代むすび」の言葉のとおり、永遠に人と人との幸せを結ぶ絆を持つ同社は、平成27年で創業150年を迎え、境港市で唯一日本酒の製造をされています。
 そんな同社の、お酒造りに懸ける思いや製造工程、今後の展開などについてお話を伺いました。

こだわりの日本酒の特長

【酒米について】
 「地元のお米を使ったお酒を造りたい。」という強い思いから、鳥取県内の契約農家から直接酒米を仕入れています。契約農家との連携にはひときわ力を入れておられ、定期的に勉強会を開くなど、常に農家と一緒によい酒米作りを目指しています。
 同社は酒米の中でも、鳥取県でしか生産されていない「強力米(ごうりきまい)」を使用したお酒を積極的に製造されています。強力米は、うまみのあるお酒づくりにこだわった同社の思いに適した酒米で、現在は県内で生産される強力米の約6割を同社が使用しています。
 また米を仕入れる際には、蔵人が直接目で見て確認して仕入れ、精米も自社で全て行うなど、原料の管理を徹底しておられます。

契約農家と一緒に 精米時の様子

【蒸す作業について】
 蒸す作業は特に研究をされ、大小2機の甑(こしき)を使い分け、天候に左右されない蒸し米を作っておられます。できた蒸し米は、外は「からっと」、中は「もっちり」とした「外硬内軟」の状態になっており、後の工程の製麹の際に、麹菌がよく育つようになります。

蒸す作業の様子

【製麹(せいきく)について】
 製麹とは、蒸したお米に黄麹菌を散布し、麹(こうじ)を作るというもの。
日本酒作りの中でも重要な工程の一つで、同社では、昔ながらの手作り方法と製麹機で作る方法を併用して作っています。どちらの製麹も蔵人の知識と経験を活かして、優れた麹を作っています。

写真左が手づくり、写真右が製麹機で麹が作られている様子

【酒母(しゅぼ)について】
 酒母とは蒸米、水、麹、酵母を加えた物で、文字の通り、酒の母となるもの。
同社では酵母の特性を活かすのみならず、様々な酵母を使用し、常に新しいお酒造りに取り組んでいます。こだわりの材料から洗練された日本酒が生まれています。

発酵が進み、日本酒のいい香りがします

【商品について】
 様々な工程を経て同社が目指す日本酒は「濃醇辛口」。品評会にも出品し、数多くの賞を受賞されています。
 また日本酒以外でも、リキュールや焼酎、日本酒を使ったカレーなど様々な種類の商品を販売するなど、お酒を知ってもらい、口にしてもらえるように、新しい商品開発にも力を入れておられます。


海外展開について

 同社は、積極的に海外展開を行っており、アメリカや韓国、中国を中心に合計15か国に輸出をしています。韓国に平成21年に子会社を設立し、韓国・中国ともに直接現地販売しています。また、アメリカには平成7年から輸出を開始され、全国の蔵元と共同で法人を設立し、輸出しています。

 特にアメリカでは、店頭に商品を並べて販売するだけでは、なかなか購入には至らないため、現地の飲食店を1店舗ずつ回り、その店のスタッフ等に日本酒の良さを分かってもらい、日本酒の扱い方などの指導を行うことで、スタッフ等からお客様に商品の良さを伝え、商品を提供してもらうようにしています。
上海展示会の様子
上海展示会の様子

今後の展開について

 昨今の日本酒ブームを追い風に、若い世代の人たちに日本酒の良さを知ってもらい、口にしてもらうことのできるよう、新しいお酒造りやイベント等の取り組みを行っていきたいと考えておられます。
 また、鳥取から世界へ、更にたくさんの方に喜んでいただけるようお酒造りの技術向上に向けて取り組んでいきたいと考えておられます。