2025年9月18~19日に韓国江原特別自治道原州市で開催された江原医療機器展示会(GMES2025)に、県内企業5社が出展しました。この展示会は(財)原州医療機器産業振興院(WMIT)が主催する医療機器、デジタルヘルスケア、バイオ、化粧品分野関連の国際展示会で、本年は計139社・159ブースが出展し過去最多の出展規模となりました。
また、(財)原州医療機器産業振興院のハン・ジョンヒョン院長と当機構の岡村理事長による面談では、両地域間の技術交流の拡大などについて意見交換が行われました。特に、両財団職員の交流推進や「バイオメディカルイノベーション・プラットフォーム」の取組みなど、次の10年に向けて連携強化を進めることで合意しました。

※(公財)鳥取県産業振興機構と(財)原州医療機器産業振興院は2016年に医療機器及び関連産業分野の交流について協定を締結しています。ハン院長には、当機構が 推進する「社会実装ビジネス推進協議会」へのアドバイザーにも就任頂きました。
また、原州市の医療機器スタートアップ企業である「Ncare社」が江原特別自治道知事より優秀企業として表彰されました。同社は県内企業との技術連携で大きく成長した企業であり、両地域のこれまでの交流を象徴する企業でもあります。幣財団としても大変嬉しく誇りに思います。(誠におめでとうございます!!)
(展示会全体)
展示会全体で招聘された海外バイヤーは米国、東南アジア等から約150 名、成約総額は約500 億ウォンでこれは前年対比46%増で過去最高の数字となりました。本年初めての試みとしてモデルハウス形式の「スマートメディホーム」が設置されていました。家庭での実際の利用シーンを想定・イメージしたこれまでに無い展示手法は非常に参考になるものであり、来場者からも強い関心が寄せられていました。

(鳥取県ブース)
鳥取県から5社(うち初参加1社)が出展。期間中計16 件の商談を実施し、このうち1件が成約。さらに、共同研究案件を含む14件について継続協議となり ました。出展企業からは「韓国市場の成長力を自社事業に積極的に取り入れたい」との意欲が示され、参加効果の高さが確認されました。


(技術商談会)
会期中には商談も多数行われ、現地企業から関心の高さが示されました。商談を通じて契約や共同研究の可能性を探ると共に、現地市場のニーズや製品動向を 把握する貴重な機会にもなり、今後の展開に向けた大きな手応えとなりました。

(覚書締結)
技術交流協力を通じた地域産業技術の強化及び国際競争力を持つ製品開発のための覚書を締結しました。

(公財)鳥取県産業振興機構とっとり国際ビジネスセンターでは今後、今回の展示会で得られた商談や協議内容を丁寧にフォローし、継続案件を実際の契約や共同 研究へとつなげていきます。併せて、(財)原州医療機器産業振興院(WMIT)との連携を一層深め、県内企業が韓国市場へ参入しやすい環境をご提供し、医療機器 分野における県内企業の競争力を高めていきたいと思います。
<お問い合わせ先> (公財)鳥取県産業振興機構
とっとり国際ビジネスセンター(担当:許・仲田)
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