令和7年9月11日(木)・18日(木)に、「図面の読み方セミナー」を開催いたしました。
昨年当セミナーは大変好評いただきましたので、今年は基礎コースと実践コースの2回開催し、若手社員の方からベテランの方まで幅広い階層の方にご参加いただきました。ご自身のスキルアップだけでなく若手への教育にも役立てられるといった感想もいくつかいただきました。
昨年同様、講師には ナリタエムイー 成田 博様をお迎えし、機械図面の基礎と基本から専門知識まで、「図面から情報を読み取る力の基礎」を分かりやすくお話いただきました。
基礎コースでは図面に書いてある内容や種類など基本的な内容から図面に使われる技術用語や機械用語について演習を交えお話いただき、初心者の方はもちろん、日ごろ図面を読む機会が多い方でも、「今までなんとなく読み取っていた図面の知識が身についた」「基本を再認識することができた」というお声をいただきました。
また、実践コースでは基本知識から寸法公差、幾何公差などより図面の読み方について具体的に演習も交えた内容となっており、「今後の取引先とのやり取りにも活かせる」といったお声をいただきました。
今後もより多くの県内企業様に当セミナーをご活用いただき、自社の企業価値向上に活かしていただけるよう多種多様なセミナーを開催して参ります。


(オンラインセミナーの様子)
<実施カリキュラム>
基礎コース | 実践コース | |
カリキュラム | 1.図面の基本 (1)図面って何? (2)図面に書いてある内容、図面の種類 2.図面の決まり事 (1)図面用紙と図枠、表題欄 (2)図面に使われる線、尺度の種類 (3)図形の配置と特徴 3.図面(二次元)から立体(三次元)を想像するには? (1)「サイコロ」の展開、組立 (2)線、面のつながりを見よう (3)補助線、色分けの使い方 (4)特殊な図法 4.図面に使われる技術用語、機械用語 (1)図面で使われる文字、単位 (2)寸法(サイズ)、記号の意味 (3)幾何公差、表面粗さの意味 (4)形状、用途を表す用語 | 1.図面の役割 (1)図面に盛り込む内容と機能 (2)投影図の種類と配置 (3)特別な図示法 2.寸法(サイズ)記入法 (1)寸法とサイズ (2)寸法記入法、寸法補助記号と使い方 (3)工作法に適した寸法記入法 (4)サイズの指定条件 3.寸法公差(サイズ公差)・はめあい (1)寸法公差(サイズ公差)と表示法 (2)はめあいの記号と表示法 (3)製品の幾何特性仕様(GPS)とは 4.幾何公差 (1)幾何公差の基本 (2)幾何公差の種類 (3)データムの基本 (4)幾何公差の注意事項 5.表面性状・測定の不確かさ (1)表面性状の基本 (2)測定の不確かさ 6.材料、表面処理、熱処理 (1)材料の種類と材料記号 (2)表面処理の概要 (3)熱処理の概要 7.溶接、簡易図示法 (1)溶接記号 (2)機械要素の簡易図示法 8.図面の管理 (1)図面の改定、変更 (2)組立図 |
経営支援部 経営支援グループ(担当:吉田)
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