一般社団法人中国地域ニュービジネス協議会が令和4年6月2日、「第30回中国地域ニュービジネス大賞」の表彰式を広島市内で行い、県内企業が優秀賞と特別賞を受賞しました。
同大賞は、中国地域のニュービジネスの育成と振興を図ることを目的として、中国地域において独創的かつ市場性のあるニュービジネスを展開している企業に対し表彰をするもので、受賞企業9社のうち鳥取県企業は当機構が推薦した4社が占めました。
〇〈優秀賞〉株式会社田中製作所(鳥取市/田中道男社長)
「配電部材(バスバー)等の高精度曲げ成形技術の実用化」

【中央が田中会長】
【中央が田中会長】
<(株)田中製作所 田中社長のコメント>
当社の精密プレス加工の順送金型調整の技術・ノウハウを駆使して、電気自動車動力用バスバーの高精度曲げ成形を実用化することにより、取引先での組立工程の自動化に貢献でき、販路開拓に繋がりました。その結果、今回のニュービジネス大賞の優秀賞の受賞にも繋がりました。この賞の受賞を励みに、更なる技術開発に邁進する所存です。
〇〈特別賞〉郡家コンクリート工業株式会社(八頭町/山根正樹社長)
「極薄肉コンクリートパネル『HPC』の製造販売」
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【中央が山根社長】
【中央が山根社長】
<郡家コンクリート工業(株) 山根社長のコメント>
この度は大変名誉な賞をいただき、社員共々喜んでいます。これも多くの皆さんの支えがあったからこそです。他社と同じ物は作らない考えで未だ世に出ていない商品を作り続けてきました。この度の受賞を機に、より良い製品作りを目指します。
〇〈特別賞〉株式会社トミサワ(智頭町/林和久社長)
「電子部品製造業の挑戦~高機能マスク製造・海外展開へ~」

【中央が林社長】
【中央が林社長】
<(株)トミサワ 林社長のコメント>
2020年初頭、新型コロナ感染拡大でどこを探してもマスクがない状況となり、一方で日本製マスク受給率が10%に満たない事を知り、50年間電子部品製造で培った技術の新しい挑戦として高機能マスクの生産を決断致しました。即座に月産200万枚の生産体制を整えると共に、マスクの基本機能と着け心地に拘った差別化を行いました。また鳥取県産業振興機構様の多大なお力添えもあり、翌年には海外輸出に繋がったことが評価された受賞と思っております。今後もお客様へのお役立ちを目指し、新たなモノづくりに挑戦して参ります。
〇〈特別賞〉有限会社松村精機(鳥取市/松村健社長)
「ネギ土寄せ大革命『ねぎ美人』~罵声から歓声へ~」

【右が松村営業部長】
【右が松村営業部長】
<(有)松村精機 松村社長のコメント>
この度は、当社をご推薦いただき「特別賞」を受賞することができました。ありがとうございます。農業分野での機械開発は手探りの状態から始まりましたが、本業の金型製造とは違い、型にはまることなく製造から販売まで行っております。全国のネギ農家のために今回の「PREMIUMねぎ美人」に限らず、農業分野での課題を収集し、自社商品としてビジネス化できればと思います。
なお、この度受賞した製品は、当機構アトリウムに展示しています。お近くにお越しの際は、是非ご覧ください。
